NOTE
MacBook Pro (15-inch Mid 2010) 10.6.* から 10.13 High Sierra にアップグレードと、SSDに交換
「古くて壊れて使えないのであげる」と MacBook Pro (15-inch Mid 2010) を譲り受けた。
「きっと直せると思うよ」と散々忠告しても要らないというので、ありがたくいただくことに。私にとっては初 Mac。
聞いた不具合は大きく2つ。
・とにかく警告がたくさんでる。
・操作中かなり頻繁に・突然 PC が落ち、再起動となる。
前者に関しては見たところ OS が古すぎることへの警告だったので、アップグレードすれば問題なさそう。
後者に関しては、古い OS と何かのソフトとの互換性問題か?またはグラボの故障かな?もしグラボ交換だったら高くつくから諦めようかな、など思いつつ調べてみることに。
▼OS アップグレード
当時(2010年)の最新OS 10.6 から、この MacBook 対応の最新OS 10.13(High Sierra) まで8年分のタイムスリップを行う。
しかしいきなりアップグレードできる訳ではなくて、10.13 にするためには、まずは一旦 10.8 (Mountain Lion) の状態にしないとならないらしい。
ただ 10.8 にもすぐ出来ない。10.8 にするためには現状の 10.6.* を最新の 10.6.8 までアップデートしないとならないらしい。ということで 10.6.8 にするべく PC の「アップデートの確認」を押すと、必要アップデート項目が大量にでてくる。もちろん全てを選択した状態で OK を押し再起動、するはずがにフリーズ。。何度やってもフリーズ。。フリーズ。。アップデート処理が始まらない。
何やら一度に沢山のアップデート項目が選択されると処理しきれずにフリーズするという事らしい、なんという。。なのでフリーズしないよう慎重に、慎重に、手動で項目を1つだけ選択してアップデート。またアップデート。これを15 項目分くらい繰り返し、ようやく 10.8 を受け入れる状態になり OS アップグレード。ここまでが一番大変だった。
一転、10.8 から 10.13 へはボタンひとつで難なくアップグレード完了。美しい、今風なデザインへと変貌しました。
▼グラフィックボードの自動切り替えを阻止する
しかし PC 落ちる。1度ではなく本当に頻繁に。ウィンドウサイズを変更したとき・ブラウザをスクロールしたとき・文字を速く打ったとき、など。
なるほどさてはやはりグラボだな、と思い周辺を調べる。
どうやら MacBook はグラボを2種類積んでるらしい。そして場合場合に合わせて自動で2つのグラボを切り替える。しかしこの切り替えに不具合があるらしく、場合によっては PC がダウンしてしまうらしい。これに関しての記事は多く見つかり、2016年までは無償修理の対象にまでなってた件らしい。しかし時は2019年、既に遅し。
2種類とは、Intel HD Graphics と NVIDIA GeForce GT 330M で、PC のオプションで「NVIDIA のみ使用」にすることは出来た。しかしまだ落ちる。どうやら NVIDIA のほうが悪いらしい。
なのでさらに調べると、gfxCardStatus というグラボ切り替えをコントロールするアプリがあることを知りインストール。
アプリを Integrated-Only というモードにすると、Intel のグラボのみ使用の設定に出来、以後全く落ちなくなった!これで落ちないPCを手に入れた。
▼内蔵HDD を SSD に交換する
しかし問題はまだあって、10.6 から 10.13 にしたことで、とにかく重い。全ての動作が重い。OSがインストールされている内臓HDD がもはや 10.13 のためのスペックじゃない。ということで高速な SSD に交換してみることに。
本体を裏返してネジをはずす (右下のゴム足紛失に気づく)。
外すとこんな感じ。左上が DVD ドライブ、右上がマザーボード、真ん中の緑のがメモリ、右下がバッテリー。そして左下が件の HDD。
こいつを外すにはトルクスドライバーという初めて聴く名前のドライバーが必要とのことで購入。T6 というサイズ。
外すとこんな感じ、HITACHI 製ということがわかる。
買った SSD はこちら。120GB で 3,000円弱、時代は変わった。。
つけるとこんな。
ディスクユーリティを開いて SSD をフォーマットしてから OS インストール開始。
完了してログイン。とてもさくさく動く!!
PCのハードそのものが古いので、AirDrop 、Thunderbolt、USB3.0 など対応してないものは多いけど、これで使えるノートパソコンをゲットした。