TAKU OSHIBA

NOTE

 

2011年の拙作「薄色の春に」について

昨夜のライブ、丁度8年だったこともあり初めて触れましたが 2011年作曲の拙作「薄色の春に」という曲は震災について残した曲です。レクイエム (鎮魂歌) というものがありますが全くそれでは無く、なぜなら当時仲間たちと話したときの「とてもまだ鎮められるような状況ではないよね」という言葉が強く残っているから。
自分の仕事がこの時の世の中に対して何も出来ることがなく、ただ当時の個人的な心境を1曲切り抜くことが精一杯だった無力感を今でも覚えています。それでも音楽に真剣に向き合い続けることが唯一出来る・やるべき事と信じてこれからも励みます。

すべて聴ける音源は公開されてないのですが、こちらで試聴できます。4曲目です。
https://www.amazon.co.jp/kaleidoscope-TrioMono/dp/B00812EHUI/

(画像: 薄色とは日本の伝統色で、淡い少しくすんだ薄紫色のこと)