TAKU OSHIBA

NOTE

 

ゆめくい製作日記 53日目

今回の朗読・女優わたなべあきこさんと徹底リハーサルでした。2人でやってきた朗読+音楽の絡みとしては過去最高レベルに難しく、本人も「こんなん出来るか分からないよ!」って散々前フリしていたのに、いざ通してみたら1回でほぼ完ぺきに合ってしまいました。天才・わたなべあきこ。
それにしても先週のダンス上村さんとはまた全然違った視点でこの話をばさばさ切り解してくれて、2週続けて目から鱗。2人とも本当に素晴らしいです。両者の溢れるアイディアをどんどん採用して曲も脚本も書き換えてしまいます。「大柴拓の音楽劇」は、私の書いた音楽や台本の為の音楽劇なのではなく、私の判断の為の音楽劇なのです。今回自分で台本まで作ったのも、必要なときには躊躇なく書き換えてしまう為でもあります。
細部がいくら変わろうとも、私の頭の中には大きな完成形~演劇でもないダンスショーでもないコンサートでもない紙芝居でもない、しかし同時にこれら全てでもある何か~が見えていて、普段どの畑で活動している人にも作り得ないこの領域に自分が踏み込みたい・これを「音楽劇」として纏め上げることが出来るのは自分しかいないと、確信をもって取り組んでいるので問題ないのです。
実際こうして色んな立ち位置から話を読み解いてくれる姿をみて、この特別な領域の実現に向けて少しずつ動き出したのだと実感しています。共演者のおかげでなんとか成り立っています、本当に感謝。

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