TAKU OSHIBA / uneristudio

NOTE

 

120218

世の中のバンドというものは本当に頻繁に解散すると思う。

誰かが死んだわけでもないのにそんなに悲しんでどうする、という声も聞くけど、

まさにバンドは生き物だと思う。1人だって代れば絶対に同じ色にはならない。

さらに、作った時点でもうメンバーにすら自在には行方を操れなくなっているのかもしれない。

そして生きてるからには、進化か退化しかない。長く同じところに留まることはできない。

昨日シトロンのライブが終わったわけだけれども、

このバンドもそろそろ次の段階に進まなければと思っている。

もちろん今もとても楽しいのだけれども、もっと面白いところに向かって。

というかたぶんこれは自分自身の問題なのかもしれないけど。

おれは次の段階に踏み出さないといけない、きっと今年はそういう年。

昨日の何かの話をきっかけに、改めて自分に素直にならないといけないと思った、

少なくとも自分が中心になってやる活動に関しては。

妥協して失敗したら悔いしか残らないけど、

妥協しないで失敗したらそれは反省して次に活かせば良いだけ。

(シトロンは妥協してないほうです、もちろん解散もしませんよ)

問題は、自分に素直になるというのが意外に難しいこと。

自分が本当に好きなこと、やりたいこと、見せたいこと、

例えばほとんど同じことをしてる素晴らしい音楽家がいても、

凄い好きなのと、そこまで興味のわかないものとはっきり分けられる。

分けられるんだけど、自分でも何の違いでそう思うのかは良く分からないときがある。

そのへんの無意識みたいな部分は、自分でも結構頑張って探っていかないと見えてこない。

そこをえぐり出せれば、きっと今よりすっきりとした活動ができると思うのだけど。

というかこんなことはもう何年も考えているんだけど、

あとはひたすら努力するだけ、という段階にいけない。もどかしい。

(写真: 玉子なんとかとチーズなんとか。今日の打ち合わせにて。)