NOTE
TrioMono CD発売記念ツアー 終了
無事終わりました、全5公演。
最終回の昨日、@中目黒 楽屋 もたくさんのお客さまにお越しいただきありがとうございました。
この短期間に、大小さまざまな会場で200人以上の方に聴いていただいたことになります。
その人数、また客層の幅からも、今回得るべき確かな反応を得た、という感触です。
また、1月にCDレコーディングをした段階では、もちろんそのために猛特訓をして、
全曲間違いなくそれまでのどのライブよりも良い、限界のテイクを録れたのですが、
今ツアーのリハーサル中に、もう既にそれをあっさり超えてしまいました。
ツアーが終わる頃にはさらにもう1歩上を行けたのではないかと思っています。
もちろん、CDの演奏は今でも100%自信を持っておすすめできるクオリティですが、
まだこんなに伸びる(しかも休んでただけなのに)可能性を秘めてるとは正直驚きでした。
僕はクラシックばかりやっていた学生の頃から、とにかく他楽器とのアンサンブルにばかり魂を注いでいました。
それも、19歳でこの編成と出会ったことが最初で最大のきっかけだと思っています。
まだ短い演奏家人生の半分以上、この編成(転じてこのバンド)が自分の活動の軸、
そして自分の発する、または追求するべきサウンドの軸だと感じていました。
最初に出会った曲はCDにも収録した S.アサド”冬の印象”。
CDを作るときは是非録ろうと決めていた作品でしたが、正直今ではオマケのようなものです。
というのも、それよりももっと良い、自分たちらしいと思えるオリジナル作品がこんなに生み出せたのだから。
前述のとおり、このバンド結成は完全に編成先行ではありましたが、
ようやくそれ以上に、このメンバーでないと絶対に作れないサウンドだ、
と胸を張れるスタートラインにまではたどり着けたかと思います。
僕の強烈なわがままに熱心に付き合ってくれたメンバーには感謝してもしきれません。
自分のバンドが1つのCDを作る区切りを迎えるのはもちろん初めての経験で、
このバンドがこれからどうしていくのか、どうするべきなのかはじっくり考える必要があるとは思いますが、
今の考えとしては、やはり音楽は人間から発するものであり、
その人がどの楽器を演奏しているか以上に、その人がどういう人間なのかが重要かと思っています。
そういう視点で、このバンドに限らず今後の活動を展開していきたいと思っています。
長文全て読んでいただいた方、ありがとうございました。
どうぞ皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
TrioMono ⇒ フルート羽鳥美紗紀さん、ヴィオラ吉田篤貴くん + おおしば。
写真は +作編曲家の森悠也くん、この異色編成の活動には欠かせない第4のメンバー。
彼曰く、「七不思議。トリオモノはトリオなのにトリオじゃない。」 はいおしまい。