NOTE
1/28 ソロコンサート後記
随分遅くなってしまいましたが、1/28 に丸3年ぶりのギターソロコンサート「どソロ パート5」を無事盛況にて終えることが出来ました。ご来場の皆様ありがとうございました。
2008年に始めてこれで5回目(未だ)となる今回は、初めてのゲスト無し。最初から最後まで1人きりでやりました。
毎回が2~3年ぶりになってしまうので、その時その時の自分の状況もずいぶん違い、終演後に感じることも毎回様々。今回、特に感じたことは「他人の曲を演奏することが新鮮」ということ。いつもソロコンサートでは殆どオリジナル曲をやらないのですが、この1~2年は今まで以上にオリジナル曲演奏が音楽活動の中心になっていたので、他人の曲を演奏するという元々クラシック音楽をやっていた身としてはごく当たり前のことがとても不思議な、新しい刺激となりました。
じゃあソロでは何を弾くのかというと、クラシック畑の大曲・難曲たち。難曲を弾かないと駄目な訳ではないのですが、弾きたい曲を並べるとどうしても難曲ばかりになってしまう…または(毎回が)久しぶりの開催なので欲張ってしまう。それもあってか、今までは終わる度に「もう当分ソロはやりたくない (ぐったり)」というのが専らの感想でした。しかし今回は少し違い、もしかしたら年内もう1回位やっても良いかな?と(今のところは)思っています。
お客さんからの反応が良かったというのもあるかもしれません。最近本当に、周りのいろんな人に支えられてようやく成り立っている仕事だなと強く感じます。喜んでいただけること、期待されることが少しずつ増えてきた様な気がしています。もちろん逆の反応も増えてくるはずですが、音楽はとにかく聴いてもらえないことには他に何か言える事も(何か言われる筋合いも)無いので、こうして聴いてくださる全ての方(人数が増えたというより、反応が増えたように感じています)に感謝を持って、これからも励んでいきたいと思っています。
これだけ長いライブ後期を書いておいて何ですが、自分にとってソロは特別ではあるかもしれませんが決して最上ではなく、あくまでもアンサンブルが主戦場です。ぜひ日々の様々なライブ(今年はおおよそ隔週でやっています)にもお越しいただければ嬉しいです。ありがとうございました。
以下、1/28 ソロコンサートのセットリスト。
・コラール “コンポステラ組曲より” (F.モンポウ)
・4月の街 (R.ディアンス)
・澄み切った空 (Q.シネシ)
・涙のパヴァーヌ (J.ダウランド)
・早春賦 (中田章)
・サパテイロ通りの坂道で (A.バホーゾ)
・前奏曲 第4番 (H.ヴィラ=ロボス)
・3つのテントス (H.W.ヘンツェ)
・想いの届く日 (C.ガルデル)
・アクアレル (S.アサド)
(写真: セットリスト表と、本番演奏中)