TAKU OSHIBA

NOTE

 

2020年を振り返る

もう10年以上このタイトルの記事で1年を締めています。備忘録。

2020年はコロナ前・コロナ後で全く別の時代になってしまいました。
コロナ前の思い出は音楽劇「ゆめくい」に尽きます。昨年10月からずっと準備をし、2/18,19 にぎゅうぎゅうのお客さんに囲まれ無事終演。現状私の人生の中で最も大きな企画です、すべての関係者に感謝。
ただこの日を最後に、ぎゅうぎゅうの客席を見ることはなくなりました。
直後2月末からコロナ時代が始まり、3月下旬まで何とかライブ開催したものの既に客足はかなり減り、4月から全ての公演が中止に。その後6月下旬まで一度も電車に乗らない生活でした。
4月に予定していた大柴拓カルテット3年目のツアーは8月に延期となり、結局8月にも開催できず中止となりました。
6月末から客数減らしてライブ再開。11月上旬までは比較的通常活動するも、下旬から再びコロナが増え始め、今はいつまたライブが中止になるのかと肝を冷やしたまま年を跨ぎます。「やり切って1年終えたぞ」という感覚は全くないです。

こんな年ですが良いことも沢山ありました。
春の活動休止期間中に製作を始めた「ミニ音楽劇」動画がとても好評です。アニメーション+音楽はずっと取り組みたかったのでこの機会にできてよかったです。12作程つくりました。来年は会場でミニ音楽劇+生演奏など、取り組む幅を広げていく予定です。
続いて、例年以上にタンゴに取り組めたこと。夏にタンゴ四重奏団を新しく結成し、自分で編曲した古典タンゴをレパートリに、コロナ禍にもかかわらず3回ライブできたことは大きな出来事。タンゴは他にもデュオで演奏する機会も多くあり、身になるタンゴ年に。
あとは、プログラミングや日本の色について等、好きなことを勉強する時間がとれたのも今年ならでは。(お金以外では!)蓄えの非常に増えた1年でした。

仕事らしい仕事はほぼ無いままの1年でしたが、気持ちは前向きで心も健康です。どうせ生きる時代は選べないのだし、どんな状況でも活動だけは止めてはならぬという気持ちで来年も作品作り・演奏活動に励みたいと思います。ありがとうございました。

(写真: 今年行った京都落柿舎。素晴らしかった。)